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先日もご案内したように、国土交通省による「平成30年度住宅市場動向調査」では、気になる住宅ローンの金利タイプはこうなりました。
また、住宅ローンの年間返済額と返済負担率はこのようになりました。
最後に住宅ローンの返済期間はこうなりました。
いずれも興味深い調査結果ですね!
>>>みんなの住宅ローン金利タイプ、返済額、負担率、期間は?住宅市場動向調査2019年版
今回も同じく「平成30年度住宅市場動向調査」から、上記以外の気になる調査結果をピックアップしていきたいと思います。
まず気になる住宅購入者の世帯年収はこのようになっています。
平均年収が高い順から書き出すとこうなります。
・分譲マンション : 840万円
・注文住宅(三大都市圏) : 779万円
・分譲戸建て住宅 : 738万円
・中古マンション : 715万円
・注文住宅(全国) : 705万円
・中古戸建て住宅 : 671万円
分譲マンションが頭一つ抜け出ていますね!何度もご案内しているように、もはや分譲マンションは「高嶺の花」ということですね・・・。
次に住宅購入者の世帯主の年齢はこうなっています。
平均年齢を高い順から並べるとこうなります。
・中古戸建て住宅 : 46.2歳
・中古マンション : 46.0歳
・注文住宅 : 44.1歳
・分譲マンション : 42.7歳
・注文住宅(新築) : 41.4歳
・分譲戸建て住宅 : 39.7歳
こうやって並べ替えてみると、必ずしも平均年収と平均年齢がリンクしていないということが分かります。
例えば中古戸建て住宅の平均年収は671万円と一番低いにも関わらず、平均年齢は46.2歳と一番高いわけですね!このようにバラつく理由にはいろいろあるのでしょうけれど、住宅購入者のみなさんが割と現実的に住宅を選んでいる実態が浮かび上がってきます。
では気になる住宅の購入資金、自己資金、ローンはいくらかと言うとこうなっています。
やはり分譲マンションが抜け出ているわけですが、購入金額と自己資金、ローン金額を抜き出すと高い順にこうなります。
・分譲マンション : 4,577万円 = 自己資金1,560万円 + ローン3,017万円
・注文住宅 : 3,971万円 = 自己資金1,237万円 + ローン2,734万円
・分譲戸建て住宅 : 3,933万円 = 自己資金858万円 + ローン3,075万円
・中古マンション : 2,819万円 = 自己資金1,190万円 + ローン1,629万円
・中古戸建て住宅 : 2,814万円 = 自己資金1,026万円 + ローン1,788万円
分譲マンションと中古戸建て住宅とでは購入金額が1,700万円以上違うのが印象的ですが、一方で自己資金についてはそこまで大きな差はないですね。
上記の通り中古物件を購入される方の平均年齢は割と高めですが、その分、自己資金も厚いのだとすると、堅実なライフプランの結果、購入に至ったということかもしれませんね。実際のところ中古物件のローン金額は他と比べるとかなり少ないです。
これらの中で、これから住宅購入を検討される方が気にすべき数値はと言うと・・・やはり最後の購入金額と自己資金ということになるのでしょうね!
年収や年齢は自分でコントロールできる余地は少ないですが、「いくらの物件を購入するのか」「自己資金をいくら用意するのか」というのは自分で決めることですからね。
特に「自己資金がまだ足りないかも」と思われた方はぜひ出費を抑え、貯金に励んでいただければと思います。
参考になさってください。
<日本住宅ローンプランニング編集部>